何故このサイトを立ち上げたか。
元々は2017年にX(XXXTENTACION)という珍しく音楽界の救いであるような存在のアーティストがメジャーに出てきたことがきっかけで、Xのサイトを始めたからだ。
それまで私はメジャーなシーン、つまり流行を全く追っていなかった。
何故か。
流行りの音楽には、自分が求めている音楽がないから。
もっと評価されるべきアーティストがチャートに上がらなかったからである。
つまり自分的には過大評価されているような曲やアーティストばかりチャートに上がっていると思った。
あれだけ流行の音楽を追っていた自分が、流行のシーンをつまらないと思い始めた。
そして現在2018年。
その音楽界の救いと思っていたXが亡くなった。
10年前は出てきたばかりでやっている人さえ少なかったSNSがメジャーになり、SNSで釣り投稿や、かつてバカッターと呼ばれたような注目を集めたいがために撮った『バカ』なことをしている動画の投稿が増えた。
今シーンにいるLil Pump, 6ix9ine, Bhad Bhabie, (ちょっと消えてはいるけど)BoonKなどは、その『SNS』やインターネットで注目を得、その結果clout(クラウト・反響)を得たからこそ売れているのではないかと。
Bhad Bhabieは元々テレビ番組で話題になってから音楽活動を始めた者だ。
BoonKはInstagramでアホな投稿ばかりしている結果有名になり、そのおかげで曲が聴いてもらえるようになった。
Lil Tayもそうだ。
勿論曲もいいから、SNSの効果もあってバズっているのだと思うけど、
本来逆じゃないのかと。
10年前までは音楽だけで勝負だった。
音楽とマーケティング、大手レーベルと契約して売り込んでもらう、ラジオでプレイしてもらう
それだけだった。音楽だけで評価されていた。
けど、今は違う。
勿論SNSをあまりやっていなくてもチャートに上がっているアーティストもいるから全員とは言えないが、
この時代の売り方やバズり方には正直落胆している。
Xが亡くなったことが原因で、またメジャーシーンが元に戻ってしまった。
自分がもっと評価されてほしいと思うアーティストはまだ本格的にはメジャーにならない。(Krizz Kaliko, Denzel Curry, Zillakami Wifisfuneral, NF, Trippie Redd ←売れてるけどもっと評価されていい)
そんなTrippieも釣り投稿が多いのだけれども、まだまだメジャーにはならない。(何故か)
2000年代が青春時代だったので、10年前の音楽シーンが純粋に恋しくなる。
音楽だけで評価されていた時代に戻ってほしい。
元々アンダーグラウンドのシーンを追いながら英語を独学した者なので、どうしても好きになる&取り上げたくなるのはアンダーグラウンドのアーティストになってしまう。